福島労働局長からのメッセージ

 働き方改革をさらに進めましょう

 「魅力ある職場づくり」のサイトにアクセスしていただき、ありがとうございます。また、県民の皆様には、日頃より、福島労働局、労働基準監督署(9署)、ハローワーク(14所)の業務にご理解とご支援を頂戴していることに重ねて御礼申し上げます。

 さて、ご案内のとおり、わが国では人口が減少し、人手が不足するなど社会状況にありますが、本県におきましても、14歳以下の人口が約24万人(平成27年)に対して、65歳以上の高齢者は約54万人と約30万人多く、また、団塊の世代が来年には70歳を迎えるなどの状況にあり、福島の復興・再生を支える人材の確保のため、若者や女性をはじめとするすべての方々が働きやすい職場環境の整備(働き方改革)が急務となっております。この働き方改革で最も重要な課題の一つが、「長時間労働の是正」です。

  一週間の労働時間を見てみますと、全国では450万人という多くの方が一週間に60時間以上働いている状況にあります(平成27年)。一週間に60時間以上働くということは、ひと月に80時間以上の残業をしている計算になりますが、これは過労死を心配しなければならない水準です。

 また、見方を変えて一人当たりの総労働時間を見てみますと、福島県は年間1,876時間です(平成26年)。これは、全国平均の年間1,741時間より100時間以上長く働いていることになります。

 すでに多くの方にご理解いただいているように、過度の長時間労働は人の健康を脅かすものですから、無くさなければなりません。企業を支える労働者が健康を害してしまうと、企業にとっても生産性の低下など大変な打撃になりかねません。

 また、長時間労働ということは終業時刻が遅くなりますから、当然の結果として、帰宅時間も遅くなり、家庭における生活時間が少なくなってしまいます。そうすると、会社での仕事と、「子育て」、「介護」、「地域活動」など各人の家庭生活・地域生活との両立が難しくなります。

 このように、長時間労働は、健康を脅かすのみならず、少子化・介護離職の原因や、女性のキャリア形成・男性の家庭参画を阻む原因となっています。

 仕事と生活の両立が求められる昨今、これまでの「睡眠時間が少ないことを自慢し、超多忙なことが生産的だ」といった価値観が変わり始めています。長時間労働の是正をはじめとした働き方改革は、個人の多様なライフスタイルを可能にするとともに、労働の質を高めることで企業の生産性の向上につながります。人手不足の時代に企業が優秀な人材を確保し定着させるためには、経営トップのリーダーシップによる働き方改革を進めていくことが非常に重要となってきています。とりわけ福島県は全国平均より長い時間働いているのですから、働き方改革はより一層重要です。

 福島労働局は、労使団体、福島県、市町村など多くの関係団体、関係機関、関係者と連携を図り、皆が活躍できる、そして、次世代を担う若者、それに続くさらに若い子どもたちが活躍できる福島県の実現に向け、県内の各企業が一層働き方改革に取り組んでいただけるよう、様々な支援等を行ってまいります。

平成28年12月26日

 福島労働局長 島浦 幸夫

 

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