事例 1  7か月分の定期賃金不払

  平成25年7月送検(郡山労働基準監督署)

 精米、農機具の販売等の業者及び同社代表取締役を、最低賃金法違反の疑いで、福島検察庁郡山支部に書類送検した。

 

(事件の概要)

 労働者5名に対し、平成23年6月分賃金から平成24年1月分賃金の合計4,469,094円を、それぞれ所定の支払日に支払わなかった。

 

 

 

事例 2  下水道工事現場で立て坑内に墜落、死亡

  平成25年7月送検(須賀川労働基準監督署)

 土木工事業者及び同社安全管理部長を、労働安全衛生法違反の疑いで、福島検察庁郡山支部に書類送検した。

 

(事件の概要)

 平成25年4月、下水道工事現場において、深さ約12メートルの立て坑内に材料を下ろす作業中、労働者が立て坑の開口部から墜落し死亡する災害が発生した。

 このとき、同開口部に手すり等の墜落防止措置を講じていなかった。

 

 

 

事例 3  建物補修工事中、工場の屋根を踏み抜いて墜落、死亡

  平成25年7月送検(郡山労働基準監督署)

 屋根・板金工事業者及び同社代表取締役を、労働安全衛生法違反の疑いで、福島検察庁郡山支部に書類送検した。

 

(事件の概要)

 平成25年2月、工場の屋根の補修工事現場において、屋根の材料を運搬する際、労働者が取り替え前の屋根を踏み抜き、約10メートル下の地面に墜落し死亡する災害が発生した。

 このとき、屋根は老朽化等で人の体重を支えるだけの強度を有していなかったにもかかわらず、屋根に歩み板を設け、ネットを張る等の墜落防止措置を講じていなかった。

 

 

 

事例 4  工場ガレージの屋根から墜落し、重傷

  平成25年7月送検(郡山労働基準監督署)

 塗装等工事業者を、労働安全衛生法違反の疑いで、福島地方検察庁郡山支部に書類送検した。

 

(事件の概要)

 平成25年5月に、工場のガレージのトタン屋根取り替え工事現場において、老朽化したトタン屋根を取り外す作業中、労働者が約5メートル下の地面に墜落し重傷を負う災害が発生した。

 このとき、墜落防止のために足場を組み立てる等の方法により作業床を設けることが容易であるにもかかわらず、これを設けず、墜落防止措置を講じていなかった。

 

 

 

事例 5  除染仮置き場で重機に轢かれ死亡

 平成25年10月送検(富岡労働基準監督署)

 (1)除染工事の元請である共同企業体を代表する建設業者と同企業体の労働者

  (現 場責任者)

 (2)同除染工事の下請である自動車整備業者及び同代表取締役

を、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。

 

(事件の概要)

 平成25年3月、仮置き場内でドラグ・ショベルを使用して除染廃棄物の収集作業を行っていた際、廃棄物を運んできた貨物自動車の後進誘導をしていた労働者が、ドラグ・ショベルに轢かれて死亡する災害が発生した。

 このとき、

   (1) 共同企業体の現場責任者は、ドラグ・ショベルを運転していた労働者に対

    し、ドラグ・ショベルの運行経路、制限速度その他の事項を通知していなか

    った。

   (2) 自動車整備業者の代表取締役は、誘導者を配置していないにもかかわら

    ず労働者をドラグ・ショベルの走行範囲内に立ち入らせていた。

 

 

 

事例 6  除染作業中、貨物自動車に轢かれて死亡

  平成25年10月送検(富岡労働基準監督署)

 土木工事等請負業者及び同社の労働者(安全衛生責任者)を、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。

 

(事件の概要)

 平成25年5月、道路の除染工事を行っていた際、傾斜地に停車していた無人の貨物自動車が突然後進を始め、除染作業中の労働者が轢かれて死亡する災害が発生した。

 このとき、貨物自動車を使用して作業を行わせるにあたり、あらかじめ作業計画を作成していなかった。

 

 

 

事例 7  解体作業中に崩れてきた石塀の破片が激突し、死亡

 平成25年11月送検(相馬労働基準監督署)

 建設工事業者及び同社代表取締役を、労働安全衛生法違反の疑いで、福島地方検察庁に書類送検した。

 

(事件の概要)

 平成24年7月に、個人宅の石塀解体等工事現場において、解体途中の石塀が広範囲に渡って崩れ、ダンプトラックで解体物の運搬作業をしていた労働者の頭部に石塀の破片が激突、脳挫傷により死亡する災害が発生した。

 このとき、ダンプトラックを使用して作業を行わせるにあたり、あらかじめ作業計画を作成していなかった。

 

 

 

事例 8  フォークリフトを無資格で運転し、重傷

 平成26年1月送検(会津労働基準監督署)

 産業廃棄物処理会社及び同社取締役を労働安全衛生法違反の疑いで福島地方検察庁会津若松支部に書類送検した。

 

(事件の概要)

 平成25年9月、フォークリフトの運転者である労働者が、廃棄物の運搬中にフォークリフトを一時停止させて運転席から離れたところ、フォークリフトが勝手に動き出した。労働者はこれを停止させようとして、付近に停めてあった他の重機とフォークリフトの間に挟まれ、重傷を負った。

 このとき、フォークリフトを運転していた労働者は、法律で定める運転資格を有しておらず、会社は労働者が無資格であることを知りながらリフトを運転させていた。

 

 

事例 9   労働者死傷病報告の提出義務違反(労災かくし)

 平成26年2月送検(郡山労働基準監督署)

 建設業の個人事業主を労働安全衛生法違反の疑いで福島地方検察庁郡山支部に書類送検した。

 

(事件の概要)

 平成25年8月、郡山市の住宅敷地内にて、植木を抜くために手のこを使用して木の根の切断作業を行っていた労働者に、切断した木の根が直撃し、右眼の負傷により4日以上休業することとなった。

 この労働者を雇用していた個人事業主は、この災害について労働者死傷病報告(注)を遅滞なく所轄の労働基準監督署に提出しなかった。

(注) 労働者が就業中に負傷等により休業し、または死亡した時に、事業者が所

   轄労働基準監督署長に提出する報告書。

  

 

事例 10  17名に対する1か月分の定期賃金不払

 平成26年3月送検(福島労働基準監督署)

 繊維製品(自動車のシートカバー等)製造業者及び同社代表取締役を、最低賃金法違反の疑いで福島地方検察庁に書類送検した。

 

(事件の概要)

 労働者17名に対し、平成25年1月分賃金の合計2,389,696円を、所定の支払日に支払わなかった。

 

 

 

事例 11   労働者死傷病報告の提出義務違反(労災かくし)

 平成26年3月送検(いわき労働基準監督署)

 建設事業者と同社安全衛生責任者A及び同社の経営指導者Bを、労働安全衛生法違反の疑いで福島地方検察庁いわき支部に書類送検した。

 

(事件の概要)

 平成25年6月、いわき市内の私有地でがれきの撤去作業を行っていた労働者Cががれき回収中に右中指を負傷し、療養のために4日以上休業することとなった。

 この労働者Cが負傷した労働災害について、同社の安全衛生責任者Aは、同社の経営指導者Bと示し合わせ、労働者死傷病報告(注)を遅滞なく所轄の労働基準監督署に提出しなかった。

(注) 労働者が就業中に負傷等により休業し、または死亡した時に、事業者が所

      轄労働基準監督署長に提出する報告書。

 

 

事例 12   フォークリフトの無資格運転を繰り返す

 平成26年3月送検(福島労働基準監督署)

 自動車関連部品の製造業者及び同社工場長Aを、労働安全衛生法違反の疑いで福島地方検察庁に書類送検した。

 

(事件の概要)

 平成25年12月、Aは、フォークリフトの運転に必要な法定の資格を有していない労働者に、フォークリフトの運転業務を行わせた。

 上記製造業者は、これ以前に福島労働基準監督署からフォークリフトの無資格運転について是正指導を受けていたにもかかわらず、無資格運転を繰り返していた。

 

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